研究課題/領域番号 |
16K21290
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能機械学・機械システム
リハビリテーション科学・福祉工学
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研究機関 | 兵庫県立大学 |
研究代表者 |
荒木 望 兵庫県立大学, 工学研究科, 准教授 (10453151)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | 事象関連脱同期 / 視覚誘発電位 / リハビリテーション / 定常状態視覚誘発電位 / ハイブリッド BCI / VR 装置 / ハイブリッドBMI / VR装置 / ブレインコンピュータインターフェース / 受動速度場制御 |
研究成果の概要 |
本研究では,脳波からの運動企図判別を用いた下肢リハビリテーションシステムの高度化を目指し研究を行った. 我々は当初,脳波に生じる事象関連脱同期と呼ばれる現象をから運動企図の有無を判別していたが,これに加え,メニュー選択インタフェースなどで一般的に用いられる一定周期の視覚刺激による視覚誘発電位を同時に利用することを試みた.その結果,事象関連脱同期および視覚誘発電位のいずれもの特徴量を同時に利用可能であることを示唆する結果を得た.さらに本研究では,新たな視覚誘発電位利用インタフェースの検討やヘッドマウントディスプレイを利用した直接運動刺激を行わないリハビリテーションシステムについての検討を行った.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では事故などで下肢運動麻痺となった患者さんに対するリハビリテーション手法として,脳波から運動意図を推定し,運動意図に応じて麻痺患部に運動刺激を与える装置と,これを実現するための関連技術の検討を行った.特に本研究では運動意図の有無によって生じる脳波と視覚刺激を行うことで生じる脳波を同時に利用できるかについての調査を行い,同時利用が可能であることを示唆する結果を得た.この結果を利用することで脳波からの状況判別をより柔軟に行える可能性があり,今後,脳波を利用したリハビリテーションシステムの制御に利用できると考えられる.
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