研究課題/領域番号 |
16K21320
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
スポーツ科学
応用健康科学
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
植松 梓 獨協医科大学, 医学部, 講師 (60613453)
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研究協力者 |
土屋 和志
田中 こうや
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 加齢 / 動的バランス / 歩行 / 高齢者 / バランス能力 / トレーニング / トレーニング科学 / 神経生理学 / バイオメカニクス |
研究成果の概要 |
本研究は狭路歩行を用いた高齢者の歩行バランス能力の評価を試みた.そして,8cm以下の狭路幅で若年者よりも高齢者の狭路歩行の到達距離が短くなり,その傾向は歩行中に計算課題を付加する(二重課題歩行)ことで顕著になることが明らかになった.また、8週間のバランストレーニングを行うことで高齢者の二重課題歩行における狭路歩行の到達距離が延長した.このことから,狭路歩行で高齢者のバランス能力を評価するためには8cm以下の狭路幅が適していること,ならびに狭路歩行で評価される高齢者のバランス能力にはトレーナビリティがあると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで,高齢者の歩行バランス能力を直接的かつ簡便に評価する方法がなかった.本研究は,簡単に設置できる狭路上での歩行到達距離という指標を用いて,8cm以下の狭路幅で高齢者の歩行バランス能力を評価できる可能性を示した.また,高齢者の狭路歩行の到達距離が計算課題の付加によって短くなることから,認知課題が高齢者の歩行バランス能力を低下させることが示された.そして,バランストレーニングによって認知課題中の高齢者の歩行バランス能力が向上することが明らかになった.
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