研究課題/領域番号 |
16K21324
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
応用健康科学
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研究機関 | 高崎健康福祉大学 |
研究代表者 |
千木良 佑介 高崎健康福祉大学, 保健医療学部, 講師 (10709033)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 呼気筋力トレーニング / 高齢者 / 咳嗽能力 / 肺炎予防 / 呼吸筋力トレーニング / 呼吸機能 / 呼気筋力 / リハビリテーション / 加齢・老化 / 肺炎 / 内部障害 |
研究成果の概要 |
高齢者に対し、呼気筋力トレーニングを行いどのような効果があるのか検討した。対象は介護保険による要介護認定1、2を受けており、保健施設のデイサービスを利用している29名とした。介入前後の比較では肺活量(VC)、最大呼気流速(PEF)において介入前後で統計学的有意差がみられ、効果量の検討ではVC、一秒量(FEV1.0)、PEFに小さな効果がみられた。呼吸機能の評価項目においてVCとPEFにおいて介入前後で統計学的有意差が確認できた。共に咳嗽能力に影響を与えることから、誤嚥性肺炎の予防には重要であると考える。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
高齢者に対して、呼気筋力トレーニングを行い呼吸機能の向上を認めた。要介護認定1、2を受けている高齢者を対象としたが、本対象者は誤嚥性肺炎の発症率が高くその予防は喫緊の課題である。介入前後の比較で、肺活量(VC)、最大呼気流速(PEF)の数値が向上したことは、誤嚥したものを咳嗽によって喀出することがより容易になるという事であるため、誤嚥性肺炎の予防において効果が期待できる。呼気筋力トレーニングの啓蒙は肺炎による死亡者の減少の一助となる可能性がある。
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