研究課題/領域番号 |
16K21342
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
学習支援システム
外国語教育
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研究機関 | 熊本大学 (2018-2020) 桜美林大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
甲斐 晶子 熊本大学, 教授システム学研究センター, 特定事業研究員 (80646365)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 学習環境デザイン / eポートフォリオ / リフレクション / 自己主導型学習 / 日本語教育 / 自己調整学習 / 学習支援システム / 自己主導学習 / 学習者オートノミー / 教育工学 / 外国語(日本語) / eポートフォリオ / 自律学習 / 外国語(日本語) |
研究成果の概要 |
教室以外の日常生活での学習目標設定が困難な留学生への学習コンサルティングの支援が不十分であるという問題に対処するため,コミュニケーションアプリを用いて学習者の日常における日本語使用状況を記録するシステムを開発した.開発システムは学習者に出来事の記録と低次段階のリフレクションを促し,学習者のリフレクションや学習コンサルティングに活用できる.教員による対話手法と日誌形式での手法両面の利点を折衷的に取り入れた「REFLECTION-BOT」との疑似対話は,少なくとも低次段階におけるリフレクション促進のうち記録の継続において有効に機能することが示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
自律学習においては,特に学習目標の設定時に支援が必要されるが,教員には個々の学習者との十分な対話時間の確保が困難な実情がある.本システムは,留学生にとって身近で慣れたインタフェースで記入に対する心理的障壁を取り除くことを意図し設計しており,原則としては学習者の自律性を尊重し,能動的な記入を期待する姿勢は保持しつつも記入忘れを防ぐための通知機能を有することに他のシステムにはない特徴がある.本システムを用いた自律学習支援手法は留学生以外にも広い範囲で応用が可能である.
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