研究課題/領域番号 |
16K21362
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
化学系薬学
創薬化学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
花屋 賢悟 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 助教 (50637262)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | プロドラッグ / スルホン酸エステル / 分子内環化 / γ-スルタム / 自己分解 / 刺激応答性リンカー / チオール / 1,4-付加 / 1,4-付加 / チオール応答性蛍光プローブ / スルタム / Thorpe-Ingold効果 / 薬学 |
研究成果の概要 |
標的部位の微小環境に由来する化学的な刺激に応答し、薬物を放出するプロドラッグの開発は、薬の有効性の向上、および副作用の低減、の両面で重要である。化学的刺激への応答速度が速ければ、狙った場所でのみプロドラッグを活性化することができる。本研究課題では、刺激応答性アミノスルホン酸エステルリンカーを開発し、その化学構造と薬物の放出速度の関係を明らかにした。そしてその結果をふまえ新たな化学構造を持つプロドラッグの開発を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
新薬の創出が難しくなっている昨今、既存の薬の有効性を最大限向上させ、かつ副作用を低減させるプロドラッグの開発は創薬において重要である。近年急速に開発が進んでいる抗体-薬物複合体(ADC)もプロドラッグの一種である。特定の化学的刺激に応答し、薬物分子を迅速に放出する刺激応答性リンカーはプロドラッグの開発に欠かせない。本研究では、刺激応答性アミノスルホン酸エステルリンカーの化学構造と薬物放出速度を明らかにし、実用的なプロドラッグの創製に寄与する知見を得ることができた。
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