研究課題/領域番号 |
16K21385
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育社会学
教育学
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研究機関 | 東海大学 |
研究代表者 |
瀧本 知加 東海大学, 九州教養教育センター, 講師 (10585011)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2018年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 専門学校 / 大学 / 大衆化 / 青年期教育 / 職業教育 / 大学の大衆化 / 専門職大学 / 専門学校化 / 高等教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、大衆化した大学と専門学校の関係について、「専門学校的なるもの」という概念を手がかりに検討を行った。本研究で明らかになったのは以下の点である。 第一に、大衆的な大学と専門学校の相違は教養教育の有無によるという言説が主流であった。第二に、大学と専門学校との相違については、政策的に「職業実践性」の有無に焦点が絞られつつある。第三に、新たな高等教育機関である専門職大学は「職業実践性」を軸として、その機能を制限された大学であるといえる。 本研究で明らかになった「職業実践性」概念については、不明確な点も多く、今後検討すべき課題である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、高等教育に関する研究は増加傾向にあるが、依然として、対象は大学に集中しており、専門学校を対象とした研究は多くはない。そのような中で、本研究は、これまで十分に検討されてこなかった「大衆化した大学」と「専門学校」について検討を行ったことに意義がある。本研究は、専門学校教育研究を行う代表者によって、大学と専門学校の比較を行っており、実質的な検討を行うことができたといえる。 特に、研究期間中に制定された「専門職大学」制度について、本課題で追求すべきテーマとして位置付け詳細な検討が行えたことは大きな成果である。
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