研究課題/領域番号 |
16K21417
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用健康科学
地域看護学
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研究機関 | 日本体育大学 |
研究代表者 |
鈴木 健介 日本体育大学, 保健医療学部, 准教授 (20732506)
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研究協力者 |
遠藤 伸子
久保田 美穂
古谷 菜摘
坂庭 領人
小川 理郎
中澤 真弓
須賀 涼太郎
北野 信之介
畝本 恭子
久野 将宗
田上 隆
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 緊急時の対応 / 学校保健 / 養護教諭 / ファーストレスポンダー / シミュレーション / 救急処置 / 緊急度評価 / トリアージ / 緊急度判断 |
研究成果の概要 |
養護教諭299名を対象に緊急度評価指標とその観察頻度を調査し、緊急時の評価指標フローチャートを作成した。緊急時の対応講習会を開発し、養護教諭1472名に実施した。呼吸・脈拍の観察において講習会前後で有意に自信が向上することが示唆された。学校教員496名の緊急度評価を検証した。呼吸の有無は、97.3%、脈拍(橈骨動脈)の有無は87.3%が正しく評価できた。 2016年7月から2019年3月まで、54,583回のホームページのアクセスがあった。学校における緊急時の対応教育ビデオを作成しホームページで公開した。指導者養成プログラムを実施し、シナリオ作成における課題が明確となった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、緊急度評価の精度が向上することが予測される。また、緊急度評価は日常の場合だけでなく、大規模災害時に応用できる可能性がある。東日本大震災では、医療従事者が支援に来るまでの間、ある保健室は野戦病院のようになり、救助に来たヘリコプターから搬送する順番を判断するよう求められたという事例があった。緊急度評価を行うことで、優先順位を付けることができる。これらのことから、学校管理下で事故や災害が発生した場合に、養護教諭による緊急度評価と救急処置により、救命できる児童生徒が増えることが期待される。
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