• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

縦断的調査による在日コリアンに対するレイシズムの規定因の解明

研究課題

研究課題/領域番号 16K21443
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 社会心理学
社会学
研究機関神奈川大学

研究代表者

高 史明  神奈川大学, 人間科学部, 非常勤講師 (90594276)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワード在日コリアン / 在日韓国・朝鮮人 / レイシズム / 偏見 / ソーシャル・メディア / インターネット / メディア / 人種・民族偏見 / 差別 / 人種・民族差別 / マイノリティとの接触 / 接触仮説
研究成果の概要

これまでの研究では、「2ちゃんねる」や「まとめサイト」の利用習慣と在日コリアンに対するレイシズム(人種・民族偏見)の強さに関連性があることが示されてきた。本研究では縦断的調査を行うことで、その因果関係の向きを検討した。
その結果、これらのウェブサイトの利用頻度が高いことによりレイシズムが強まるという効果と、レイシズムが強いことによりこれらのウェブサイトをより頻繁に利用するようになるという効果の両方が存在することが示された。ただし、効果には年齢・性別による違いも見られた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年の日本では在日コリアンに対する差別的な言説が流行し、深刻な社会問題となっており、こうした状況を助長する要因としてインターネット上の言説空間の存在が指摘されてきた。しかしながら、インターネットの利用が利用者の偏見を強める因果的な効果があるのかは明らかにされていなかった。本研究はこの点を解明したものであり、メディアと社会の関わりを考える上で重要なものである。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (20件)

すべて 2019 2018 2017 2016 その他

すべて 国際共同研究 (2件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (12件) (うち国際学会 2件) 図書 (4件)

  • [国際共同研究] The University of the South Pacific(フィジー)

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [国際共同研究] 上智大学(日本)

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [雑誌論文] 若者はいかにして社会・政治問題と向き合うようになるのか2018

    • 著者名/発表者名
      池上知子・高史明・吉川徹・杉浦淳吉
    • 雑誌名

      教育心理学年報

      巻: 57 号: 0 ページ: 273-281

    • DOI

      10.5926/arepj.57.273

    • NAID

      130007483470

    • ISSN
      0452-9650, 2186-3091
    • 年月日
      2018-03-30
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 縦断的調査を用いた在日コリアンに対するレイシズムの測度の分析:再検査信頼性、弁別可能性、相互作用2018

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 雑誌名

      人文研究

      巻: 196 ページ: 181-203

    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 人種・民族的スティグマとアイデンティティ (シンポジウム「『アイデンティティ』の魅力を再考する(その5)」)2019

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 学会等名
      日本発達心理学会第30回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 匿名型ソーシャル・メディアの使用と在日コリアンへの偏見:縦断的調査による検討2018

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 学会等名
      日本社会心理学会第59回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] 縦断的調査による在日コリアンへのレイシズムの測度の基礎的検討2018

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 学会等名
      日本心理学会第82回大会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] ネット利用でレイシズムが強まりやすいのは誰か:”2ちゃんねる”および”まとめサイト”の効果の検討2017

    • 著者名/発表者名
      高 史明
    • 学会等名
      日本社会心理学会第58回大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] インターネット世代のレイシズム(シンポジウム「若者はいかにして社会・政治問題と向き合うようになるのか」)2017

    • 著者名/発表者名
      高 史明
    • 学会等名
      日本教育心理学会第59回総会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] レイシズムを抱くのは「生活弱者」か?:在日コリアンに対する偏見の検討2017

    • 著者名/発表者名
      高 史明
    • 学会等名
      日本グループ・ダイナミクス学会第64回大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 他者に対する不信とレイシズム(シンポジウム「ヘイトスピーチと信頼」)2017

    • 著者名/発表者名
      高 史明
    • 学会等名
      応用哲学会第九回年次研究大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 在日コリアンに対するレイシズム2017

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 学会等名
      CASS&NINJALユニット合同セミナー 特別ワークショップ「草の根のファシズム:その歴史的現在」
    • 発表場所
      東京
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] 在日コリアンに対するインターネット上の差別2016

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 学会等名
      国際学術大会「東アジアおよび世界の中の在日コリアン: 現在と未来」
    • 発表場所
      東京
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
    • 国際学会
  • [学会発表] インターネットの使用形態と在日コリアンへのレイシズム(2):媒介要因に注目した検討2016

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 学会等名
      日本社会心理学会第57回大会
    • 発表場所
      兵庫
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] レイシズム研究者からグループ・ダイナミクス研究者への提言2016

    • 著者名/発表者名
      大坪庸介・高史明・川端清隆・唐沢穣・縄田健吾
    • 学会等名
      日本グループ・ダイナミクス学会第63回大会 シンポジウム「グループ・ダイナミックスはいかに紛争や差別の理解と解決に貢献するか?」
    • 発表場所
      福岡
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [学会発表] 集団的ナルシシズムと在日コリアンへのレイシズム2016

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 学会等名
      日本グループ・ダイナミクス大会第63回大会
    • 発表場所
      福岡
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書
  • [図書] レイシズムの社会心理学的研究 清原悠(編) 『レイシズムを考える』2019

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 総ページ数
      16
    • 出版者
      共和国
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 人種・民族 北村英哉・唐沢穣(編) 『偏見や差別はなぜ起こる?心理メカニズムの解明と現象の分析』2018

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 総ページ数
      18
    • 出版者
      ちとせプレス
    • ISBN
      9784908736100
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] ネット上のレイシズムの研究者より、部落差別の実態把握のために 部落解放・人権研究所(編) 『ネット上の部落差別と今後の課題~「部落差別解消推進法」をふまえて~』2018

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 総ページ数
      21
    • 出版者
      部落解放・人権研究所
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [図書] 塚田穂高(編) 『徹底検証 日本の右傾化』2017

    • 著者名/発表者名
      高史明
    • 総ページ数
      20
    • 出版者
      筑摩書房
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi