研究課題/領域番号 |
16K21455
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
小林 正尚 藤田医科大学, 保健学研究科, 講師 (80720979)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | CT / 実効線量 / k-factor / 被ばく / 放射線 |
研究成果の概要 |
X線CT検査の被ばく線量評価にはdose length productから実効線量を換算するための係数が広く利用されている.しかし,対象領域は,頭部,頸部,頭頸部,胸部,腹部,躯幹部の6領域のみである.さらには,1960年代に開発された簡易な数学ファントムを評価対象とした換算係数であるためより精度の高い数学ファントムを利用することが望ましい.本研究では,国際的な標準人ボクセルファントムに対してのみならず,性別(妊娠女性含む),年齢,体型,を評価対象にした新たな換算係数法を確立するための研究を行い,6領域以外の任意の検査領域に対しても換算係数を評価可能なソフトウェアを構築を行うことが出来た.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究結果はCTの被ばく線量を簡便に評価可能である.そのため,この研究がもたらす効果は,第一に放射線医学研究報告における線量の信頼性が向上すること,第二に研究報告を集約している国連調査報告書,アンケートやDose-SRを集約している診断参考レベルなど被検者の安全を守る線量指標の信頼性が向上すること,第三に信頼性のある線量値がインフォームド・コンセントにおいて被検者に安心を与えることである.
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