研究課題/領域番号 |
16K21460
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
教育学
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研究機関 | 南山大学 |
研究代表者 |
宮原 佳昭 南山大学, 外国語学部, 准教授 (60611621)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 中国 / 近代 / 学校管理学 / 教育学 / 東洋史 / 教育史 |
研究成果の概要 |
本研究では、近代中国における学校管理学の受容と実践について、1900年代から1930年代に中国で刊行された学校管理学の教科書や雑誌記事などを収集して分析した。その結果、1900年代に中国へ導入された日本の学校管理学の枠組みが1930年代に入っても引き続き用いられていたことや、近代中国では厳格な管理を重視する独自の学校管理が志向されていることを明らかにすることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、「西洋教育学の導入と矛盾」という従来の中国近代教育史像を大きく転換させ、西洋の日本や近代教育学と中国の伝統的価値観とを取捨選択し、融合させようとする地方教育者の主体的営為を中心とする、新たな中国近代教育史像を描く手がかりを得ることができた。また、西洋近代科学と自国伝統文化の相克と融合、および日本が東アジアに与えた影響、という近現代の東アジア各国共通の問題を扱う本研究の成果は、日本や東アジアの近現代史研究と比較できる論点を提供できた。
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