研究課題/領域番号 |
16K21462
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
胎児・新生児医学
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研究機関 | 愛知医科大学 |
研究代表者 |
武藤 太一朗 愛知医科大学, 医学部, 講師 (80613695)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | アレルギー / アレルギー誘導性サイトカイン / type 2 inflammation / 小児アレルギー / 乳児アレルギー性疾患 |
研究成果の概要 |
体内環境によって児のアレルギー性疾患の発症にさまざまなリスクが考えられている。妊娠中、BMI高値、過度の体重増加、母体血ビタミンD濃度の低値、母体の喫煙、受動喫煙などの環境や、母体のアレルギー性疾患と児のアトピー性皮膚炎との関連が指摘されている。TSLPとIL-33の臍帯血レベルが高い新生児は、アレルギー性疾患の発症リスクの増加を反映する母体および乳児の特徴と関連性があり、これらは、炎症性疾患およびアレルギー性疾患の潜在的な予測因子になりえると思われる。過去の報告で以上のような研究結果がまとめられているが、今回の研究では検体数の収集にも問題があり、結果をまとめるに至らなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
アレルギー性疾患の日常管理で新たな指標となりえた。食物アレルギーをはじめとするアレルギー疾患患者でTSLPやIL-33は高値を示すことが考えらえれ、診断の一助となる。また、非常に迅速に変動することが考えられ、病勢を鋭敏に反映するマーカーとなる得るため、日常管理での治療薬の調節や経過予測に有用となる。アナフィラキシー経過での重症度判定、予後予測に使用できる可能性、また、アレルギー性疾患の発症予防、治療の標的となりえた。
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