研究課題/領域番号 |
16K21470
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
商学
スポーツ科学
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研究機関 | 京都産業大学 |
研究代表者 |
涌田 龍治 京都産業大学, 経営学部, 准教授 (70433505)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 収益性 / 顧客維持率 / ディリクレモデル / サービス / PLS-SEM / アート・マーケティング / スポーツ・マーケティング / 生命保険 / レシート / マーケティング / 消費者行動論 / 市場浸透度 |
研究成果の概要 |
本研究は、定期会員制度をもつサービスにおける収益性と顧客維持率との関係を明らかにすることを目的とした。その結果、第1に、クレジットカード業と同様に、プロスポーツの市場における企業の顧客維持率は市場浸透度の影響を受けている一方で、同じスポーツでもフィットネスクラブの市場ではそうでないことが確認された。第2に、アートやスポーツの市場に特有の収益性向上の源泉は認められないことが明らかとなった。第3に、この問題を解くにはPLS-SEMという解析方法が有効であることが明らかとなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果の学術的および社会的意義は2つある。第1に、マーケティング研究で用いられるディリクレモデルには一定の外的妥当性をもつということである。フィットネスクラブ市場には適用しがたいモデルであった。第2に、アート・マーケティングやスポーツ・マーケティングの研究を進めるためには、顧客維持率(および、ディリクレモデルからの乖離)では収益性を十分説明できないという、他のサービス業には見られない特殊な現象を解く必要があるということである。
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