研究課題/領域番号 |
16K21478
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教科教育学
科学教育
|
研究機関 | 京都ノートルダム女子大学 |
研究代表者 |
小川 博士 京都ノートルダム女子大学, 現代人間学部, 准教授 (90755753)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 真正の学習 / 中学校理科 / 高等学校理科 / 科学や理科学習に対する態度 / 協働検討システム / 真正の学習論 / 高等学校生物基礎 / 単元デザイン / 科学の有用性 / 教科教育学 / 科学教育 / 理科教育学 |
研究成果の概要 |
本研究では、真正の学習論(Authentic learning)に依拠して中学校理科、高等学校理科において単元開発及び実践を行った。また、効果を検証するために、質問紙調査を実施した。その結果、生徒の科学や理科学習に対する態度の改善に有効であることがあきらかとなった。 また、本研究では研究者と実践者によるWeb上並びに直接コミュニケーションによる協働検討システムを構築した。Web上による協働検討システムとしては、チームコミュニケーションツールであるSlackを採用し、利活用することができた。研究者、実践者とも授業づくりの場として使いやすいものであった。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
理科嫌いなど、科学や理科学習に対する態度が学年進行につれて低迷していることが日本の理科教育の問題である。本研究では、この問題点に対して、実社会や実生活との関連を志向する真正の学習論に着目して、中学校、高等学校理科を対象に単元開発・実践を試みた。その結果、科学や理科学習に対する態度の改善に有効であることが明らかとなった。また、効果的な授業づくりのために、研究者と実践者が協働できる環境として、「協働検討システム」を構築し、その有用性を確認した。 本研究の成果は、現在、日本の理科教育が抱える問題点を解決する1つの提案になったことから学術的・社会的意義は大きいと考える。
|