研究課題/領域番号 |
16K21480
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
考古学
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研究機関 | 東洋大学 |
研究代表者 |
西村 陽子 東洋大学, 文学部, 准教授 (70455195)
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研究協力者 |
北本 朝展
フォルテ エリカ
栄 新江
朱 玉麒
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 東洋史学 / 中央ユーラシア / シルクロード / 考古学 / 歴史地理 / 人文情報学 / 歴史GIS / 東洋史 / 地理学 / GIS / 情報考古学 |
研究成果の概要 |
本研究においては、まず第一に、欧州、特にベルリン国立アジア美術館所蔵の写真資料や平面図の草稿図などの調査、および英国の大英図書館所蔵の写真史料の調査を行い、トルファン地区及びクチャ地区の遺跡を対象として、図像資料に基づく遺跡照合を進めた。第二に、これらの成果に基づき、中国の新疆ウイグル自治区において遺跡の現地踏査を行い、ドイツ隊・英国隊が調査した遺跡の確定作業を進めた。第三に、中国国内に残る西北科学考察団関係の資料調査を実施するなど、多彩な成果を挙げることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
19世紀末から20世紀初頭にかけて、欧州・日本・中国から派遣されたシルクロード探険隊は、多くの考古学的・歴史学的に重要な成果を挙げ、以来約100年にわたって、シルクロード研究の重要な基盤となってきた。しかし、100年前に作成された地図には作成上の技術的な問題点が存在し、そのため探検隊が調査した遺跡地点が現在のどの地点に該当するのか把握が困難であった。本研究は、電子化した古地図とGISソフトウェアを用い、古写真と平面図などを用いつつ、過去のシルクロード探険隊が調査した地点を確定することで、研究の基盤となる重要な地理学的情報の確立を目指すもので、今後のシルクロード研究の発展を促す意義がある。
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