研究課題/領域番号 |
16K21496
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
食生活学
食品科学
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研究機関 | 龍谷大学 |
研究代表者 |
岡崎 史子 龍谷大学, 農学部, 講師 (10756745)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 食物アレルギー / 果物アレルギー / アレルゲンコンポーネント / GRP / 桃 / りんご / アレルギー |
研究成果の概要 |
本研究では、新規果物アレルゲンであるGibberellin Regulated Protein(GRP)を従来から重篤なアレルギーを引き起こすことが知られていたLipid Transfer Protein(LTP)と比較しながら解析することで、GRPの特性を明らかにした。特に、LTPが皮に局在している一方でGRPが果肉にも多いという結果は、アレルギー患者の食生活に直接かかわる重要な知見である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本人モモアレルギーの重症マーカーであるGRPのリコンビナント抗原を作製して免疫学的に評価した結果は、今後の臨床検査法開発の基礎的データとなる。また、サンドイッチELISAを作製し、定量したことで明らかになったモモやモモ加工品中のGRP含有量は、食物アレルギー患者の食生活に直接的に活用できる。さらには現在、卵、乳、小麦アレルギーの治療として普及しつつある経口免疫寛容を果物で行うにあたっての有益な情報となる。
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