研究課題/領域番号 |
16K21503
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
中国哲学・印度哲学・仏教学
科学社会学・科学技術史
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研究機関 | 関西大学 |
研究代表者 |
高橋 あやの 関西大学, 東西学術研究所, 非常勤研究員 (60734241)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 天文占書 / 霊台秘苑 / 観象玩占 / 朝鮮刊本 / 静嘉堂文庫 / 宋代 / 景祐乾象新書 / 乾象通鑑 / データベース |
研究成果の概要 |
本研究は天文占書を対象とする。『霊台秘苑』や『観象玩占』のテキスト調査をし実態を明らかにした上で、利用可能な資料とすることを目的とする。 本研究の研究成果として、以下の4点を挙げることができる。(1)『霊台秘苑』の2系統のテキストの実態解明、(2)『観象玩占』の朝鮮刊本の分析と日韓の受容の比較、(3)天文占書フルテキストデータベースの充実、(4)国際シンポジウム開催、である。(1)と(2)の成果は、学会発表や論文により公開予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまでテキストの問題から等閑視されてきた天文占書の内容を分析し、実態を把握することで、『霊台秘苑』と『観象玩占』を研究資料として利用できるようにした。また、テキストの入手が困難なものもあり、それらを電子テキスト化しデータベースで公開することで、検索やテキストの参照を容易にした。 本研究は天文学史研究の基礎となる資料の整備を図るという基礎的な研究である。基本的ではあるが、当該分野の研究に必要不可欠な作業であり、今後これらの資料を用いて中国天文学の実態を解明し、さらには当該分野の研究を後世に繋げるための足掛かりとなるであろう。
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