研究課題/領域番号 |
16K21513
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
衣・住生活学
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
榊 愛 (石川愛) 摂南大学, 理工学部, 准教授 (60581311)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2019年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 最適経路 / 経路選択 / 歩行者 / GIS / VR / 歩行経路選択要素 / 最適歩行経路 / 全天球画像 / 深層学習 / ヘッドマウントディスプレイ / 非接触型ファシリテート / 経路提案 / AHP法 / ダイクストラ法 / 最適経路提案 / 重要度 / 都市計画・建築計画 / 地理情報システム(GIS) / 可視化 |
研究成果の概要 |
現在の歩行者向けナビゲーションシステムでは、効率を重視した「最短経路」の情報が提供されている。しかし、全ての人にとって「最短経路=最適経路」とは限らず、より細やかな経路情報の提供が必要と考えられる。 本研究では、多様な歩行者条件と環境条件を考慮した「最適経路」の情報提供に寄与する知見を得るために、AHP法を用いて経路選択行動のモデル化を行い、最適経路の提案を試みた。そして広域展開の可能性を探るために、効率的な情報収集手法や経路評価方法を検討した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多様な歩行者条件×環境条件に基づくシナリオを設定して,住宅地や観光地など3地域を対象に最適経路を求めた.その結果,たとえば夏季の観光地において,観光に加えて快適性を重視する歩行者の最適経路は,他の経路に比べて総距離が約1割増加したが,全体の約7割は日影を歩いて観光できる経路であった.これにより経路の増加を1割程度に抑えながら多様な歩行者の嗜好に合わせて最適経路を提案できることを明らかにした. そして本手法の広域展開を目指し,歩行経路の情報を効率よく収集できるアプリ等を開発し,ビデオ通話機能を用いた遠隔ファシリテートによる歩行実験手法を試行してコロナ禍でも実施できる新たな歩行実験手法を示した.
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