研究課題/領域番号 |
16K21523
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育心理学
臨床心理学
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研究機関 | 神戸親和女子大学 |
研究代表者 |
松本 麻友子 神戸親和女子大学, 発達教育学部, 准教授 (00771693)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 抑うつ / 生活分析的カウンセリング法 / 心理教育 / 反すう / 自律性欲求 / 大学生 / 教育系心理学 |
研究成果の概要 |
本研究では、大学生の抑うつ軽減のための新たな援助手法として大学の授業で実施可能な生活分析的カウンセリング法を用いた心理教育プログラムを開発し、抑うつ軽減効果を検証した。プログラムの効果を検証するために、抑うつや個人特性、生活習慣に関する質問紙調査を実施した結果、介入群は統制群と比較して介入後の抑うつが有意に低く、介入効果を示した学生はそうでない学生と比較して、学習時間や生活満足度が有意に高くなることが示された。以上の結果を踏まえ、生活分析的カウンセリング法を用いた抑うつ軽減プログラムは大学生の抑うつの悪化を抑える効果だけではなく、生活習慣の改善にも有効であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の学術的意義や社会的意義は、新たな抑うつ軽減プログラムを開発し、プログラムの効果を実証的に明らかにしたことである。従来のアプローチだけでは多くの学生に適用するには限界があり、新たな方法を用いた本プログラムを提供することによって、学生支援の可能性を広げ、より幅広い学生にアプローチできるという利点がある。また、生活分析的カウンセリング法は、学生自身で目標を設定し、どの程度達成できたかを振り返る手法である。そのため、本プログラムは授業実践を終えて日常生活でも容易に活用でき、長期的な抑うつ軽減効果が期待できる。
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