研究課題/領域番号 |
16K21529
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
社会システム工学・安全システム
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研究機関 | 岡山大学 (2017-2019) 奈良大学 (2016) |
研究代表者 |
三沢 良 岡山大学, 教育学研究科, 准教授 (90570820)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | チームワーク / 緊急時対応 / 事故・災害 / 危機管理 / 教育・訓練 / 人材育成 / 社会系心理学 / 防災 |
研究成果の概要 |
事故・災害などが発生した際の緊急事態へ対処するには,その対応を担う人員のチームワークが不可欠である。近年,わが国の組織では危機管理体制の拡充が重要視されているが,このチームワークを向上するための効果的な教育・訓練の方略は模索されている。 本研究では,第1に緊急時対応に必要なチームワークの要素とその向上方策を理論的に整理した。第2に質問紙調査により,緊急時に備えた平時のチーム学習と想定外の事象へ遭遇した際のチーム適応行動の測定を試みた。また第3に緊急時対応組織でのインタビューと訓練視察を通じて,緊急時対応に必要なチームワークを向上するための教育・訓練の要点について考察を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緊急時対応力の向上は,災害大国と称されるわが国において,多くの組織とそこで働く人々に求められる社会的要請度の高い検討課題である。この課題に対し,本研究によりチームワークの観点から貢献可能な知見を得られたことは有意義である。また,緊急時の対応にチームワークが不可欠であることは,半ば自明でありながら,従来の研究では明確な議論がなされていなかった。本研究の知見は,チームワーク研究の対象と理論的枠組みの補完を図る上で重要な学術的意義をもつ。
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