研究課題
若手研究(B)
本研究では、肺癌微小環境の炎症の有無と局所浸潤制御性T細胞(Treg)の関与を明らかにするため、肺癌手術、気管支鏡検体を用い、腫瘍浸潤リンパ球、Treg分画、および抑制性分子PD-1、TIM-3と、腫瘍細胞のPD-L1との関連性を検討した。肺癌では、PD-L1高発現群では腫瘍浸潤リンパ球が多い一方で、活性化Treg割合も多く、T細胞表面にPD-1、TIM-3高発現を認めた。さらに抗CCR4抗体によるTreg除去により、腫瘍浸潤リンパ球数増加と腫瘍細胞のPD-L1発現上昇を認めた。PD-L1高発現症例では、Treg除去と抗PD-1抗体療法により治療効果を増強させる可能性がある。
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すべて 雑誌論文 (3件) (うち国際共著 1件、 査読あり 3件、 オープンアクセス 1件、 謝辞記載あり 2件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 2件)
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