研究課題/領域番号 |
16K21548
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
応用健康科学
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
徳澤 麻梨子 (立石麻梨子 / 立石 麻梨子) 久留米大学, 医学部, 講師 (40750154)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | 海外渡航 / 健康管理 / 安全管理 / 健康リスク / 感染症 / 学校保健 / グローバル教育 / 感染症予防 / 渡航看護 / 高校生 / 大学生 / グローバル化 / 健康教育 / 健康危機管理 / 予防接種 / 感染症看護 |
研究成果の概要 |
高校生・大学生の海外渡航における健康リスク認識力の低さに関連する因子は、海外渡航経験者、高校生であり、渡航前準備の認識力の高さに関連する因子は、トラベルクリニックを知る者、感染症の情報の入手方法を知る者であり、渡航前準備の認識力の低さに関連する要因は、海外渡航経験者であった。渡航経験者の約6割が渡航中の健康問題を経験しており、海外渡航における健康リスク認識や準備の状況は十分とは言えなかった。また、教職員は海外渡航における健康管理について、最優先事項と考えながらも引率教員が健康管理を担う難しさや限界を感じており、専門家の支援と連携や活用できる情報と健康管理指針の提供のニーズがあった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、高校生や大学生の海外渡航における健康管理の認識や実態に関連する要因について明らかにしており、今後の学校保健における渡航医学に関する基礎的知見を得ることができた。 高校生や大学生においては、海外渡航における健康リスクを適切に判断して、渡航前の準備につなげたり、渡航中の健康管理を実践できるための教育的関わりが必要であることが示唆された。その後、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックが発生し、グローバル化が進展した現代における感染症の問題が顕在化したこともあり、本研究の結果を生かして、今後は包括的な健康教育プログラムを開発していきたいと考える。
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