研究課題/領域番号 |
16K21551
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医用システム
医化学一般
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研究機関 | 福岡工業大学 |
研究代表者 |
下戸 健 福岡工業大学, 情報工学部, 准教授 (40412457)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 再生医学 / 医用ロボット / 細胞凝集塊 / 細胞構造体 / スフェロイド |
研究成果の概要 |
本研究グループでは,スフェロイド培養して作製された細胞凝集塊同士は融合するという特性を利用して,独自の技術で細胞構造体の作製に成功している.細胞凝集塊の作製過程は作業者に依存しており,変動要因が多く存在するため,これらを最小限に抑えることが求められている.そこで本研究では,細胞凝集塊作製過程を自動化させる細胞凝集塊形成システムの開発を行うことを目的とした.研究の結果,開発した細胞凝集塊形成システムを用いることで,任意の大きさの細胞凝集塊を作製できるようになった.さらに,作業者が作製した細胞凝集塊と比較し,細胞凝集塊の円形度は有意に高く,細胞にダメージが与えることなく作製できていると考えられた.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
作業者の専門的な知識や技術に依存せず,コンタミネーションが発生しないクリーン環境下で,目的の大きさを有した細胞凝集塊を生成できるようになった.このことにより,作業者の変動要因を抑えることができ,作業者によって細胞凝集塊の生成に生じていた差をなくすことができると考えられる.本研究グループでは,任意の位置に配置する方法も構築しており,複雑な形状を有する細胞構造体を作製することができる.開発した細胞凝集塊形成システムを用いることで,任意の大きさの細胞凝集塊を作製できるため,複雑な再生医療用3 次元構造体の作製に貢献できると考えられる.
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