研究課題/領域番号 |
16K21566
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
金属・資源生産工学
環境材料・リサイクル
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研究機関 | 八戸工業高等専門学校 |
研究代表者 |
新井 宏忠 八戸工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (70770965)
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研究協力者 |
嶋﨑 真一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | アルミニウム / アップグレードリサイクル / 介在物 / 異種凝集 / フローテーション / 水モデル実験 / 凝集係数 / 多分散 / 粒径比 / 非金属介在物 / 異種凝集ポピュレーションバランス式 / 廃棄物再資源化 / 反応・分離工学 / 環境材料・リサイクル |
研究成果の概要 |
アルミニウムのアップグレードリサイクルを実現するため、溶融金属中介在物の異種凝集に関する基礎研究とスラグフローテーション法の開発研究を実施した。異種凝集に関する動力学的モデルを構築したことで、異種粒子同士の凝集挙動を速度論的に解析可能となった。また、水モデル実験からモデルの妥当性を検証し、スラグフローテーション法の基本原理が起こることを実証した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究成果により、スラグフローテーションの基礎理論となるヘテロ凝集理論を構築できた。従来理論では凝集挙動を解析できなかったが、理論モデルの構築によりそれが可能となった。また、プロセス設計などの実操業的側面においては、生産性という時間制約がある中で、いつどこで工程を終えるのか判断せねばならない。そのためには、従来の熱力学的な安定性の議論だけでなく、精緻な速度論的評価が必要不可欠である。実操業への展開に際し、本研究で構築したヘテロ凝集理論はこの要請に応えることが可能である。
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