研究課題/領域番号 |
16K21571
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
哲学・倫理学
教育学
|
研究機関 | 東京工業高等専門学校 |
研究代表者 |
村瀬 智之 東京工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (00706468)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
|
配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2019年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | 哲学・倫理学教育 / 子どもの哲学 / 思考力 / 哲学教育 / 哲学対話 / 能力 / 授業評価 / 対話教育 |
研究成果の概要 |
本研究では、<考える哲学・倫理学の授業>を実現するためにその理念や授業の方法、評価のあり方等について研究を進めてきた。<考える哲学・倫理学の授業>とは、従来の思想史の学習を中心とする哲学や倫理学とは違い、思想史的知識を踏まえた上で学習者同士で議論・対話をしながら考えを深めることを重視する授業である。 本研究では、対話型の哲学教育である「子どもの哲学」に注目し、その理念や教育方法を取り入れた国内の学校でも実現可能な授業のあり方を提案・検証した。具体的には、授業に用いることのできる教材づくり、教材を有効に用い、従来型の授業との接続を可能にする授業の形式の提案、評価のあり方についての検討を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、<考える哲学・倫理学の授業>が実際の教育現場で実現できるようなあり方を模索してきた。学習者同士で対話や議論をしながら考えていくこと、その結果、他者と対話する力や考える力を身に付けていくことは、多くの子どもたちにとって必要不可欠なことであろう。この点において、本研究の成果には一定の社会的な意義が認めらると思われる。 また、本研究は、教育学だけでなく、哲学や倫理学の教育全般の理念やその理解を深化させるものでもある。その点においても一定の学術的な意義が認められる。
|