研究課題/領域番号 |
16K21587
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
認知科学
感性情報学
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研究機関 | 生理学研究所 (2016-2017, 2019) 玉川大学 (2018) |
研究代表者 |
下釜 亜希子 (西尾亜希子) 生理学研究所, 研究力強化戦略室, 特任助教 (20750491)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 光沢知覚 / マルチユニット記録 / 下側頭皮質 / 質感 / 神経科学 / 視覚 / 光沢 / 単一細胞外記録 / 微小電気刺激 / muscimol / ニホンザル / 電気刺激 / ムシモル / サル / 脳・神経 / 情報工学 |
研究成果の概要 |
本研究は、光沢の情報が脳内でどのように処理されているのかを明らかにすることを目的としている。下側頭皮質には特定の光沢に選択的に応答する細胞が集まる領域(光沢選択的領域)が存在するが、そのような光沢選択的領域の活動と、個体レベルでの光沢知覚との因果関係は不明であった。そこで、電気刺激や薬物注入を行い、神経活動を人為的に変化させた時に、サルの光沢知覚が影響を受けることを明らかにし、光沢選択的領域の活動と個体レベルでの光沢知覚との因果関係を示すことに成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
物体の光沢感は物体の表面状態や素材、新鮮さ等を知るために重要な特性の一つであり、工業や産業界からの関心も高い。しかし、光沢情報が脳内でどのように処理されているかについての神経生理学的な研究はほどんど行われてこなかった。我々の先行研究から、サル下側頭皮質には光沢の情報を表現する細胞(光沢選択性細胞)が存在することが分かっているが、光沢知覚との因果関係は不明であった。本研究では電気刺激や薬物注入などの手法を用い、サル下側頭皮質の光沢選択性細胞の活動と光沢知覚の因果関係を明らかにした。
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