研究課題
若手研究(B)
本研究ではとくに腺様嚢胞癌に着目し、100例を解析した。全例に対しFISHを施行し、凍結保存検体が利用可能であった27例に対しては分子生物学解析も行った。その結果、27例全例でMYB あるいはMYBL1のmRNA高発現が見られ、それらの遺伝子座の再構成と一致していた。フォルマリン固定パラフィン包埋検体のみ利用可能であった73例によるvalidationにより、ほぼ全例においてMYBあるいはMYBL1遺伝子座の再構成が生じていることを見出した。予後解析により、組織学的グレード、初発時腫瘍サイズ、初発時リンパ節転移は独立した予後不良因子であることが示された。これらの結果を論文に発表した。
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Modern pathology
巻: 印刷中 号: 6 ページ: 934-946
10.1038/s41379-018-0008-8