研究課題/領域番号 |
16K21630
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
天文学
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
伊藤 裕貴 国立研究開発法人理化学研究所, 開拓研究本部, 研究員 (30434278)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ガンマ線バースト / 相対論的ジェット / 輻射輸送 / 宇宙物理 |
研究成果の概要 |
本研究では、3次元の相対論的シミュレーションと輻射輸送計算を駆使することによって、ガンマ線バーストに伴う光球面放射の評価を行なった。最大の成果は、観測から経験則として知られていたガンマ線スペクトルのピークエネルギーと光度の相関関係(米徳関係)が、光球面放射によって自然に再現されることを明らかにした点である。米徳関係は放射の主な成分の普遍的な性質を反映していると考えられるため、本成果は光球面放射がガンマ線バーストの主な放射機構を担っていることを強く示唆している。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ガンマ線バーストは宇宙で最も明るい爆発現象である。しかしながら、ガンマ線バーストがどのようにしてその放射を実現しているのかは長らく未解明であった。本研究では、現実的な状況設定のもとで行なった数値シミュレーションによって、その謎に大きく迫る結果を得ている。本成果はガンマ線バーストの全容を解明する重要な一歩であり、大質量星の爆発メカニズムの理解に繋がる期待される。
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