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同一の加害者・被害者の組合せにおける攻撃行動のエスカレートを予測する手法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K21640
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 社会心理学
臨床心理学
研究機関科学警察研究所

研究代表者

常岡 充子  科学警察研究所, 法科学第四部, 主任研究官 (80623199)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2022-03-31
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードドメスティックバイオレンス / 攻撃行動 / 犯罪 / 親密な関係者間の暴力 / DV / 暴力 / 判決文 / 実験系心理学 / 心理生理学
研究成果の概要

本研究は、親密な関係にある者の間における攻撃行動のエスカレートを予測する方法の開発を目指し、実際にあった事例を調査・分析したものである。調査では親密な関係者間の暴力が複数日にあり、その日付・時期が記載されている判例の判決文を対象とした。繰り返される攻撃行動が、その後早期に殺人事件化する可能性が高い場合の事例特徴を見出すために、生存分析を行った。分析の結果、親密な関係者間の攻撃行動の被害者が避難・相談する相手がいる場合には、被害者自身だけでなく、その相談先になり得る第三者がその後の殺人事件の被害者となる可能性があることが示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の目的は、親密な関係者間で暴力が繰り返される場合に、その行為が早期に殺人事件に発展する可能性が高いかを判断するために必要な情報を収集することであった。実際に暴力が繰り返された親密な関係者間で生じた事件の判決文を分析し、その中でも早期に殺人事件に発展した事例に固有の特徴を調べた。親密な関係者間で生じる攻撃行動は、警察等への相談件数が増加傾向にあり、相談受理機関での適切な対応が求められている。本研究は、相談を受理した機関だけでなく、暴力の被害者自身が今の状況の危険性を判断するための知見となる。

報告書

(7件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2020 実施状況報告書
  • 2019 実施状況報告書
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 判決文から探る親密な関係者間暴力の凶悪化要因:判別分析による検討2021

    • 著者名/発表者名
      常岡充子・島田貴仁・髙橋玲央・小川時洋
    • 学会等名
      日本社会心理学会第62回大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書 2020 実施状況報告書
  • [学会発表] 判決文から探る親密な関係者間暴力の急速な凶悪化因子:生存分析を用いた検討2021

    • 著者名/発表者名
      常岡充子・島田貴仁・髙橋玲央・小川時洋
    • 学会等名
      日本心理学会第85回大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2023-01-30  

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