研究課題/領域番号 |
16K21643
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療社会学
社会福祉学
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研究機関 | 国立保健医療科学院 |
研究代表者 |
森山 葉子 国立保健医療科学院, その他部局等, 主任研究官 (10642457)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
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キーワード | ショートステイ / 利用サービス種類 / 利用サービスの組み合わせ / 在宅介護期間 / 介護サービス / サービスの組み合わせ / 在宅介護 / 介護サービス利用の組み合わせ / 在宅介護サービス / 介護レセプト / 介護保険 / 介護費用 |
研究成果の概要 |
介護レセプトや、さらに介護者の有無、疾病情報を突合したデータを用いて、アウトカムを、初めて何等かのサービスを利用してから初めて施設入所するまでの期間(=在宅介護期間)と設定し、利用サービスや、利用サービスの組み合わせとの関連を分析した。ショートステイの利用群は、軽介護度(要介護1-2)では在宅介護期間が長く、重介護度(要介護3-5)では同期間が短かった。また、利用サービスの組み合わせとの関連では、軽介護度群では、特にデイサービスを含むサービス組み合わせ利用で在宅介護期間が長く、重介護度群では、特にデイケアを含む組み合わせ利用で同期間が長く、ショートステイ利用群で短い傾向にあった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
財政や人材不足の面から、高齢者の希望でもある在宅介護が推進されており、その方策を探ることは喫緊の課題である。在宅介護の可否や期間には、要介護者本人の状況、家族介護者の有無等の関連が考えられるが、さらに利用サービスの種類や組み合わせによっても、在宅介護期間が異なる可能性がある。本研究では、ショートステイサービスの利用は、軽介護度と重介護度で、逆の結果であり、どのタイミングで利用するかを検討する有用性が示唆された。またこれまで、単独サービス利用の検討がなされてきたが、実際にはサービスを組み合わせて利用することが多く、サービスの組み合わせも検討することで、より現実に即した結果を論ずることができた。
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