研究課題/領域番号 |
16K21671
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
文化財科学・博物館学
生物多様性・分類
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研究機関 | 独立行政法人国立科学博物館 |
研究代表者 |
清 拓哉 独立行政法人国立科学博物館, 動物研究部, 研究員 (40599495)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 昆虫分類学 / 分子系統学 / 博物館学 / 動物分類学 / 系統地理学 / 分類学 / バッタ / キリギリス / DNAバーコーディング / 博物館資料論 |
研究成果の概要 |
バッタ目キリギリス科の昆虫類について標本を日本各地から収集するとともに、可能な限りオスの鳴き声について録音を行った。また、各個体からDNA抽出を行い分子系統解析などを行った。ミトコンドリアのCOI遺伝子の部分配列を配列決定し、分子系統解析を行った結果、ヤブキリ属にはいくつかの未記載種と扱うべき系統群が地理的に分化していることが明らかとなった。ヤブキリ属以外についてもDNAサンプルを収集し、COI遺伝子の部分配列を決定し、DNAバーコーディングなどをおこなった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
バッタ目だけでなく昆虫類一般について分子系統学的な解析が急速に進んできているが、キリギリス科のヤブキリ属についても多数の未記載種が存在することが明らかとなった。いままで単一の種として考えられてきた種について分子系統解析を行うと実は複数の種が含まれていることが明らかになることがあるが、今回のケースはそれに該当するものである。解析を行った地域個体群の数が限られており、今後サンプリングする地域を増やすことにより、さらに詳細な分布情報が明らかになると期待される。
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