研究課題/領域番号 |
16K21680
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
生物物理学
|
研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
今井 賢一郎 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 主任研究員 (80442573)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
|
キーワード | ミトコンドリア / 内膜プロテアーゼ / PARL / バイオインフォマティクス / ストレス応答 / タンパク質分解 / プロテアーゼ / in silico スクリーニング |
研究成果の概要 |
ミトコンドリアに局在するプロテアーゼは、基質タンパク質の局在や機能を調節することで、ストレス応答制御などの重要な役割を担うが、どの基質を切断し,どのような機能を制御するのかについてはほとんどわかっていない。そこで、本研究では、内膜プロテアーゼPARLに注目し、プレ配列予測、内膜貫通セグメント予測、PARLによる切断部位予測を組み合わせた基質予測パイプラインを開発し、in silicoによる基質候補の網羅的な探索を行った。その結果、54個の基質候補を得た。これらの中には、最近新たに発見されたPARLの基質も含まれており、得られたPARL基質候補の中には、未発見の基質も含まれていると期待できる。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで内膜プロテアーゼPARLの基質の網羅的探索は行われていなかったが、本研究により54個のPARL基質候補が得られた。これらの中には、最近明らかになったPARL基質も含まれており、未発見の基質が含まれている可能性が高い。今後、この基質候補の中から実験的に新規基質を同定できれば、PARLによるミトコンドリアや細胞のストレス応答機構などの機能調節機構の解明を促進させることができる。
|