研究課題/領域番号 |
16K21682
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
地球・資源システム工学
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研究機関 | 国立研究開発法人産業技術総合研究所 |
研究代表者 |
荒岡 大輔 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質調査総合センター, 研究員 (60738318)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | リチウム鉱床 / 安定同位体比 / 鉱床成因 / 同位体分別 / 地熱かん水 / リチウム同位体 / マグネシウム同位体 / ストロンチウム同位体 / Li同位体 / Mg同位体 / Sr同位体 / 塩湖 / 水ー岩石反応 / イオンクロマトグラフィー / ホウ酸塩溶融 / 炭酸塩胚胎鉱床 / 河川水 / U-Pb年代 / ミシシッピバレー型鉱床 / Ca同位体 / 海底熱水 / ジルコン / 鉱床学 / 地球化学 / 同位体 |
研究成果の概要 |
まず、当該研究を進める上で不可欠な、新しい安定同位体分析手法を確立した。そして、様々な地球表層環境から採取した水試料のLi, Mg, Sr安定同位体分析を行い、それらの同位体比の変動の仕方や要因について明らかにしてきた。この知見を実際のリチウム鉱床から採取した試料に応用することで、資源として有用なリチウム鉱床の鉱液は、高温の水-岩石反応の結果、低いLiおよびMg同位体比を持つ傾向にあることがわかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
レアメタルの一つであるLiは二次電池の普及により近年需要が急激に増加している鉱種であり、新たなLi鉱床の探査・開発が重要となっている。今回の結果は、Li鉱床から採取した試料の安定同位体比により、鉱床の有用性がある程度評価できる可能性を示すことができた。今後は採取済みの試料について追加の同位体比分析を行い、上記仮説をさらに検証していく予定である。
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