研究課題/領域番号 |
16K21688
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生命・健康・医療情報学
脳計測科学
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研究機関 | 国立研究開発法人情報通信研究機構 |
研究代表者 |
横田 悠右 国立研究開発法人情報通信研究機構, 脳情報通信融合研究センター脳情報工学研究室, 研究員 (10710593)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 脳波 / 聴覚定常状態応答 / ワークロード / 実環境計測 / 生体情報 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
本研究では,ヒトがどの程度,脳を使用しているかを表す指標であるワークロードを客観的かつ定量的に評価する方法を確立した.実験では,歩行という日常的に行われる環境下において,ウェアラブル脳波計を使い,ヒトの脳波を計測した.その結果,聴覚定常状態応答という脳波成分は,ヒトが精神的に余裕のある状態において強く反応したが,逆に複雑な課題を行っている状態,すなわちワークロードが高い状態においては,抑制されることが示された.この成果は,聴覚定常状態応答がヒトのワークロードを客観的かつ定量的に評価する指標として有用であることを示している.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ワークロードをヒトの一般的なコミュニケーションである言葉や身振りで表現することは困難である.しかしながら,ヒトの脳情報からワークロードを直接表現できたことで,ワークロードを客観的かつ定量的に表現することが可能になった.本研究の成果は,例えば,どのような環境がヒトに対してストレスをかけない優しい状態であるか,どのようなインターフェースがより使いやすいかといったこれまで比較,検討することが困難であった問題を解決する指標の1つになり得る.
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