研究課題/領域番号 |
16K21693
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
実験心理学
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター |
研究代表者 |
大島 浩幸 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 開発本部開発第三部生活技術開発セクター, 副主任研究員 (20751126)
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研究協力者 |
島田 茂伸
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 知覚運動協応 / 感覚運動変換 / 感覚受容器 / 深部感覚 / 感覚入力 / 関節運動 / 姿勢 / 知覚運動学習 / 運動錯覚 / 機械的腱振動刺激 / 感覚器 / 腱振動刺激 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は,腱振動刺激により生じる運動錯覚現象の自在な制御を可能にするために,振動刺激条件と運動錯覚現象の関係を体系化することである.従来の研究は明瞭な運動錯覚を誘発させるために最適な刺激の部位や方法が検討されており,刺激提示時の肢位の違いによる運動錯覚の質と量への影響については報告されていないことに着目した.研究の結果,刺激提示時の肢位の違いは,錯覚の鮮明度,伸展の角度,伸展の角速度の主観評価に影響を与えることが明らかになった.しかしながら,刺激提示時の肢位の違いは,錯覚の潜時と持続時間には影響を与えないことが明らかになった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
卓越した身体技能の習得は,スポーツや身体表現の分野だけでなく,スキルを要求されるあらゆる分野で避けては通れない.本研究の成果により,運動主体の運動感覚の伝達という運動学習における本質的な課題を解決する突破口となる可能性がある.従来の学習者の試行錯誤に依存する学習手法を脱して,スポーツ,リハビリ,技能伝承などあらゆる運動学習領域に対して新たな方法論の確立に向けた基礎的なデータを取得することができた.また,本研究で得られたデバイスは,バーチャルリアリティやハプティックス等の異分野での運動感覚提示デバイスとして広く波及することも期待される.
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