研究課題/領域番号 |
16K21694
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
岩石・鉱物・鉱床学
有機・ハイブリッド材料
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研究機関 | 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター |
研究代表者 |
吉野 徹 地方独立行政法人東京都立産業技術研究センター, 開発本部開発第二部環境技術グループ, 副主任研究員 (90614545)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 非晶質炭酸カルシウム / 結晶化 / 生体鉱物 / 複合材料 / 圧力 / 無機有機複合材料 / 複合材料・物性 / 結晶成長 / 炭酸カルシウム |
研究成果の概要 |
本研究では、加圧により非晶質炭酸カルシウムの結晶化温度を低下させることで、熱に弱い有機高分子と炭酸カルシウム結晶との複合化、さらには生体鉱物の構造や機能の再現を試みた。その結果、炭酸カルシウムとセルロースやキチンといった有機高分子との複合化に成功した。これら複合体は炭酸カルシウム単体に比べ高い機械的強度を示し、また、組織構造にも生体鉱物との類似点が見られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で開発された手法を用いることで炭酸カルシウム結晶と有機高分子との複合化が可能となった。これにより、同様の成分で構成される真珠をはじめとする多くの生体鉱物の構造が再現可能となり、その機能を活かした新たな材料開発が今後加速されるものと期待される。
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