研究課題/領域番号 |
16K21696
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
高齢看護学
社会福祉学
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研究機関 | 日本文理大学 (2017-2018) 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター(東京都健康長寿医療センター研究所) (2016) |
研究代表者 |
栗延 孟 日本文理大学, 経営経済学部, 助教 (50584512)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 役割 / QOL / 高齢者 / 要介護 / 福祉施設 / 生きがい / 仕事 / 介護福祉 |
研究成果の概要 |
本研究では,要介護高齢者を「サポートを受ける存在」から,自身の役割をもつ「サポートを提供する存在」としてとらえ,高齢者福祉施設利用者を対象に,「お仕事ポイントプログラム」を開発し,その効果を検証した。プログラムは,利用者にポイントカードを配布し,やってくれたお仕事に応じてシールを貼るという,ごく簡単なものである。このプログラムを実施することで,利用者同士,利用者と職員,職員同士のコミュニケーションは大きく改善され,利用者のQOLの維持向上にも役立つ可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の高齢者福祉施設では,生活支援として本人ができない基本的な日常生活に必要なことを介護者が直接介入することが中心となっている。しかし,衣食住が充実しており,身体の安全・安心が確保されれば,それで充実した生活になるのだろうか。本研究の結果は,要介護状態になっても高齢者が自ら進んで役割を取得し,それを果たすことを支援すること(できる環境をつくる)がQOLの向上に寄与することを示唆している。このような生活支援は,今後の介護福祉に強く求められることになると考える。
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