研究課題/領域番号 |
16K21697
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
リハビリテーション科学・福祉工学
医療社会学
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構本部(総合研究センター) |
研究代表者 |
金沢 奈津子 独立行政法人国立病院機構本部(総合研究センター), 診療情報分析部, 主任研究員 (50762209)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | DPCデータ / 心臓リハビリテーション / 診療情報 / データベース / DPC / 虚血性心疾患 / 再発予防 / レセプトデータ / 心筋梗塞 / 診療報酬 |
研究成果の概要 |
近年、医療に関する大規模データベースの構築が進み、多くの研究に活用されるようになっている。本研究では、その一つであるDPCデータの大規模データベースを用いて治療効果の分析を試みた。 検証する治療として心筋梗塞患者に対する心臓リハビリテーション(以下、心リハ)に着目し、約1.4万人のDPCデータを用いて心リハと臨床的予後との関連を分析した。DPCデータの特性を考慮し、対象患者の設定および追跡方法を工夫することで、妥当な分析方法を見出すことができたと考える。同時に、カルテ情報との比較を通してDPCデータの有用性および特性について考察した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
医療情報の大規模データベースの研究利用は、その規模に加え、研究費用や時間の削減に強みがあり、今後さらなる活用が期待される。しかし、それぞれのデータの特性によって方法論的限界があるため、用いるデータに合わせて研究方法の工夫や解釈上の注意が必要である。本研究はDPCデータを用いた臨床疫学研究の事例の一つとして、知見の集積に寄与するものと考える。また、今回対象とした心臓リハビリテーションの有効性については、日本における検証がまだ十分でなく、エビデンスの構築に寄与するものである。
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