研究課題/領域番号 |
16K21698
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
生物多様性・分類
環境動態解析
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研究機関 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 |
研究代表者 |
北橋 倫 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 海洋生物多様性研究分野, 特任技術副主任 (60713807)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | メイオファウナ / 巨大地震 / 環境影響評価 / FlowCAM / 深層学習 / 生物多様性 / 生物群集 / 海洋生態学 |
研究成果の概要 |
本研究では、これまで解析に時間の掛かっていたメイオファウナの解析を高速化、自動化するために、イメージング・フローサイトメーター(FlowCAM)を用いた解析手法の確立を行った。コロイド状シリカ溶液を用いた遠心法により堆積物試料からメイオファウナ個体を抽出し、FlowCAMに投入することで、高速にメイオファウナ個体の画像を取得する手法を確立した。この手法を用いたメイオファウナ群集の解析結果は、従来の顕微鏡を用いた解析結果と同等であり、本手法が環境影響評価に有用であることが示された。さらに、本手法で取得したメイオファウナの画像を元にデータベースを構築し、深層学習による画像の自動判別を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
メイオファウナは浅海・深海にかかわらず、人為的・自然撹乱が生物に与えた影響をモニタリングする対象として有用である。本研究で確立したFlowCAMを用いたメイオファウナの解析手法により、メイオファウナ群集の解析が格段にスピードアップするため、生物群集の変化をより迅速に検出でき、環境改変による環境影響評価を素早く行うことができる。また、深層学習による自動分類システムが完成すれば、半自動で精度の高い影響評価を行うことができると期待される。
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