研究課題/領域番号 |
16K21702
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
森林科学
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
小坂井 千夏 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 中央農業研究センター, 任期付研究員 (90637670)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | ツキノワグマ / マスティング / 堅果 / 豊凶 / 繁殖成功 / 個体群動態 / 頭骨標本 / 育児成功 / 繁殖 / 豊凶周期 / 成長動態 / 博物館資料 / 頭骨 |
研究成果の概要 |
ツキノワグマの個体群動態に堅果類の豊凶が与える影響について検証した。不作年の秋にはメスでも出生地(春から夏の行動圏)から遠く離れた場所にまで移動して食物を探し回るが、秋終盤になると再び長距離を移動して出生地付近に戻ってきてから冬眠することを明らかにした。母系の血縁個体が近くに暮らす慣れ親しんだ土地に戻って冬眠、育児を行うことで繁殖成功率を上げている可能性がある。また、メスの歯のセメント質にできる年輪の幅から繁殖(育児の成功)履歴を推定する手法を開発した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
2000年代に入り気候変動に伴うと考えられる堅果類の豊凶の周期パターンの変化が観測されている中、堅果類の豊凶とツキノワグマ等の大型哺乳類の個体群動態との関係を正しく理解した上で、農作物被害や出没対策を行わなければならない。本研究はこれまで難しかったツキノワグマの繁殖履歴の推定手法を確立するなど、今後のクマ類の科学的な保護管理に大きく貢献する成果を得た。
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