研究課題/領域番号 |
16K21711
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
環境農学(含ランドスケープ科学)
文化財科学・博物館学
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研究機関 | 兵庫県立大学 (2019) 兵庫県立人と自然の博物館 (2016-2018) |
研究代表者 |
大平 和弘 兵庫県立大学, 自然・環境科学研究所, 講師 (90711169)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 習俗行事 / 水辺空間 / 文化的景観 / 祭祀空間 / 社会構造 / 海岸形態 / 景観構造 / 空間変容 / 社会変容 |
研究成果の概要 |
本研究では、水辺で執り行われる習俗行事の文化的景観の実態を明らかとした。その結果、空間の公園的整備や周辺の港湾開発などの要因により、水辺の空間変容パターンがA空間保存型、B空間再生型、C空間再生移転型、D空間消失型の4つに分けられた。また、変容パターンごとに文化的景観の構造に大きく差異がみられ、景観の骨格や景観構成要素の変化が生じるなどの課題が明らかとなった。水辺の習俗行事における文化的景観保護のためには、空間を自然的な工法で隣接のオープンスペース等と一体的に整備して多機能化を図ること、その上で同空間をうまく活用した担い手育成を図ることなどが重要であると示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
我が国において直接的な保護施策を持たない習俗行事の文化的景観に関して、水辺の習俗行事を事例とした文化的景観を継承する上での課題やあり方が提示された。
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