研究課題/領域番号 |
16KK0003
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
知能情報学
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研究機関 | 電気通信大学 |
研究代表者 |
岩崎 敦 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (30380679)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
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キーワード | メカニズム設計 / ゲーム理論 / 最適化 / 計量経済学 / アルゴリズム / 制度設計 |
研究成果の概要 |
本研究はゲーム理論的資源配分メカニズム(メカニズム)を,最適化や学習といったアルゴリズム技法を駆使して,定量的に分析する理論的基盤を構築することを目的とする.基本メカニズムの1つであるマッチング問題に予算制約を加えた問題に近似アルゴリズムを利用した成果が人工知能分野のトップ会議であるIJCAI2017 (採択率25%=137/550) および AAAI2018 (採択率25%=933/over 3800) に採択された.さらに実証分析に資するよう制約付きマッチング問題の構造を解明し,新しい表記法を設計した.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で主たる対象とした制約付きマッチングは情報科学と経済学において理論と実証の双方において重要な応用例である.例えば,電力の売り手と買い手の予算制約付き安定マッチングや児童と保育園のカップル制約付きマッチングの下で人や資源をどのように組み合わせるのが望ましいかの規範を与えることができる.本研究では問題のの数理構造を明らかにすることを起点に,1)存在性を保証するためにどのように安定性概念を緩めるか,2)制約下での最大安定マッチングを求める問題の計算量,3)実際のデータとの比較に資するよう基数的効用でのモデル化,のそれぞれに成果を上げることができた.
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