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動脈硬化の加齢変化の個人差を生むメカニズムの解明-10 年間の追跡に基づく検討-(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 16KK0011
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 応用健康科学
研究機関国立研究開発法人産業技術総合研究所

研究代表者

菅原 順  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究グループ長 (00357261)

研究期間 (年度) 2017 – 2021
研究課題ステータス 完了 (2021年度)
配分額 *注記
14,040千円 (直接経費: 10,800千円、間接経費: 3,240千円)
キーワード動脈スティフネス / 加齢 / 身体活動 / 動脈硬化 / 動脈機能 / 脳機能
研究成果の概要

近位大動脈スティフネスの加齢変化特性の解明を試みた。さらに、近位大動脈の拍動緩衝機能と脳の構造や機能、さらには脳血管疾患や認知症の発症リスクや重症度との関係性を明らかにすることを目的とした。近位大動脈の加齢変化が、遠位部に比べ著しいことを明らかにした(遠位大動脈が10年間で+10%程度に対し、近位大動脈では+14%以上)。また、脳血管機能に対する加齢及び習慣的身体活動の影響、並びに認知症の発症リスクとの関係性を検討し、脳血管インピーダンスは①加齢とともに増大すること、②軽度認知症患者では同年代の健常者よりも高いこと、③習慣的有酸素性運動によって低下すること、を確認した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

認知症及び脳血管疾患は要介護の主要因であるが、この発症リスクは加齢に伴い増大する。すなわち、超高齢社会を迎えた本邦において、当該疾患の発症予防は健康の保持・増進、QOLの向上、さらには高騰する医療費・介護費の抑制に直結する火急的課題といえる。本研究を通して、近位大動脈スティフネスにおける加齢変化は著明であることが明らかとなった。これは、ヘルスケアの一環としてモニタすべき指標である可能性を示唆する。また、脳血管インピーダンスが認知症の発症リスクマーカーになる可能性も示唆された。これらの成果は、上記疾病の発症予防策の構築に資する重要な知見を提供するものである。

報告書

(2件)
  • 2021 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2021 2018

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件)

  • [国際共同研究] Texas Health Presbyterian Hospital Dallas(米国)2018

    • 年月日
      2018-08-16
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書
  • [学会発表] 中心動脈スティフネスと脳循環機能:認知症予防の視点から2021

    • 著者名/発表者名
      菅原順
    • 学会等名
      日本体力医学会第76回大会
    • 関連する報告書
      2021 実績報告書

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公開日: 2017-03-15   更新日: 2023-01-30  

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