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戦後ドイツにおける空襲記憶の形成・継承の研究 ―日独比較を通じて―(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 16KK0037
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 ヨーロッパ史・アメリカ史
研究機関東京女子大学 (2017, 2022)
東海大学 (2016)

研究代表者

柳原 伸洋  東京女子大学, 現代教養学部, 准教授 (00631847)

研究期間 (年度) 2017 – 2022
研究課題ステータス 完了 (2022年度)
配分額 *注記
8,580千円 (直接経費: 6,600千円、間接経費: 1,980千円)
キーワード戦後ドイツ史 / 戦後日本史 / 空襲 / 記憶文化 / ドイツ現代史 / 戦後ドイツ / 第二次世界大戦 / 西洋史 / 現代史 / ドイツ史
研究成果の概要

本研究は、戦後ドイツにおける空襲記憶の形成・継承について、ドイツと日本とを比較しながら考察しようと試みた研究である。本研究代表者は、数年来ドイツのみならず日本の空襲記憶に関する研究を進めてきた。それを、ドイツにおける研究に照応させ、同時にドイツの学会等で報告することで、ドイツ・日本だけの枠組みに留まらない、「空襲の世紀」としての20世紀の一端を明らかにする意図があった。ドイツ・アウクスブルク大学のディートマール・ズュースを共同研究者として、2019年度には同大学での報告、日本での報告も行い、戦後ドイツ社会における空襲記憶の形成プロセスを、日本の事例を参照しつつ、その特徴を剔出することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究成果は、従来別個に語られてきた、ドイツや日本の空襲記憶の形成プロセスを、「戦後史」の枠組みで対応させながら考察したことである。これによって、日本のみならず、ドイツの研究会にも刺激を与え、20世紀後半の戦災記憶の形成についての新たな知見を得ることができた。ドイツ現地の研究枠組みについて批判的眼差しを加え、同時に日本の空襲記憶の特徴も剔出できた。戦後のドイツ(西ドイツ)と日本は似たような歩みを見せたと巷間では言われるが、実際にはそれぞれが置かれていた冷戦構造の相違点などが、空襲記憶形成に大きな役割を果たしていることが指摘できた。

報告書

(2件)
  • 2022 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2022 2019

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件)

  • [国際共同研究] アウクスブルク大学(ドイツ)2019

    • 年月日
      2019-03-20
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
  • [学会発表] Zwei Geschichten des Bombenkrieges. Eine Forschung ueber Japan und Deutschland2022

    • 著者名/発表者名
      YANAGIHARA, Nobuhiro
    • 学会等名
      38. Tagung der Initiative zur historischen Japanforschung
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 国際学会 / 招待講演
  • [学会発表] ハンブルク空襲とナチ強制収容所:殺害方法の転換による「個の破壊」とその記憶2022

    • 著者名/発表者名
      柳原伸洋
    • 学会等名
      九州西洋史学会2022年度春季大会
    • 関連する報告書
      2022 実績報告書
    • 招待講演

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公開日: 2017-03-15   更新日: 2025-01-30  

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