研究課題/領域番号 |
16KK0043
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
アジア史・アフリカ史
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研究機関 | 同志社大学 |
研究代表者 |
森山 央朗 同志社大学, 神学部, 教授 (60707165)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2020
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
11,830千円 (直接経費: 9,100千円、間接経費: 2,730千円)
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キーワード | ハディース / ハディースの徒 / スンナ派 / ウラマー / 社会史 / 西アジア / ムスリム社会 / イスラーム史 / 東洋史 |
研究成果の概要 |
イスラームの多数宗派であるスンナ派は、社会がハディース(預言者ムハンマドの言行に関する伝承)を典拠とする預言者のスンナ(慣行)に立脚すると主張し、11世紀頃の西アジアで確立された。本研究は、スンナ派の形成・浸透の歴史的過程の解明に向けて、10~13世紀の西アジアにおいて「ハディースの徒」と自称したウラマー(イスラーム宗教知識人)に焦点を当て、国際共同研究によって、彼らの知的実践を研究した。その結果、「ハディースの徒」は、ハディースをめぐる知的実践を通してハディースの真正性を評価する理論と方法を発達させ、その理論と方法を柔軟に活用して、社会の様々な事柄をスンナに結びつけたことが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
スンナ派とシーア派というイスラームの二大宗派は、預言者ムハンマドの死(632年)から11世紀頃にかけての長い歴史的変容の中で徐々に形成された。スンナの典拠としてのハディースの重要性を主張した「ハディースの徒」の知的実践に関する社会史的研究を国際的環境で遂行した本研究は、スンナ派形成史の解明に向けた世界的な議論に寄与し、宗派をめぐる現代的諸問題を解決するための知的基盤の形成に貢献した。
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