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何のための国際金融か?:金融センター類型、新五大陸経済発展史、「成長と金融」再訪(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 16KK0049
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 経済史
研究機関東北大学

研究代表者

菅原 歩  東北大学, 経済学研究科, 准教授 (10374886)

研究期間 (年度) 2017 – 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
13,000千円 (直接経費: 10,000千円、間接経費: 3,000千円)
キーワード国際金融 / 国際金融センター / 新興工業国 / 基軸通貨 / ネットワーク / 階層性 / 補完性 / 経済発展 / 国際金融市場 / 国際銀行 / 成長と金融
研究成果の概要

本研究は、ネットワーク、階層性、補完性の概念により、国際金融センターの機能を、借り手の視点を明示した上で示すことを目指した。金融センターは資金移動の方向により「借入センター」「貸出センター」「借入・貸出両建てセンター」に分類することができた。「両建てセンター」は貸し手かつ流動性の受入先である。その枠組みの中で「借り手」、「貸し手」、「金融仲介」とその所在地を示し、それぞれニーズの相互関係を検討した。その結果、国際金融センターと新興工業国の経済発展の関係は、貿易と長期資本輸出における基軸通貨の利用と、支払い準備の国際金融センターでの保有によって、自己強化的な関係となっていることを明らかにした。

研究成果の学術的意義や社会的意義

研究目的の社会的意義:国際金融の存在自体に対する、それぞれ極端な否定と肯定の見解のギャップを埋める。特に、国際金融が持つ、世界経済におけるインフラという側面を明らかにすることで、国際金融のインフラとしての機能を保全する一方で、危機やモラルハザードなど社会的な批判を生む悪影響を減じていく国際金融規制や制度の構築への貢献を目指す。最終的な目的は、世界の経済的豊かさをより広い範囲に行き渡らせ、かつ持続可能にすることである。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019 2018

すべて 国際共同研究 (1件) 学会発表 (1件) 図書 (1件)

  • [国際共同研究] ヨーク大学(英国)2018

    • 年月日
      2018-04-02
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 1960年代の国際金融センターと日本:銀行融資の事例2019

    • 著者名/発表者名
      菅原歩
    • 学会等名
      日本金融学会歴史部会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [図書] The Development of International Banking in Asia2020

    • 著者名/発表者名
      Takeshi Nishimura and Ayumu Sugawara, eds.
    • 総ページ数
      426
    • 出版者
      Springer
    • ISBN
      9784431556145
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

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公開日: 2017-03-15   更新日: 2021-02-19  

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