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情報プライバシー権の理論と政策―アメリカとヨーロッパの衝突から和解へ―(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 16KK0063
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 公法学
研究機関中央大学

研究代表者

宮下 紘  中央大学, 総合政策学部, 准教授 (80506519)

研究期間 (年度) 2017 – 2019
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
7,930千円 (直接経費: 6,100千円、間接経費: 1,830千円)
キーワードプライバシー / 個人情報保護法 / 人間中心 / GDPR / 個人情報保護 / 比較法
研究成果の概要

本研究は,アメリカとヨーロッパにおける対照的なプライバシー権の背後にある思想をあぶり出し,そこから,情報プライバシー権の法的性格を明らかにすることを狙いとした。アメリカの個人の自由と,ヨーロッパの人間の尊厳というそれぞれの思想が,現実の情報プライバシー権の政策等に違いを見せつつあることを明確にした。その上で,人工知能や生体認証について,両者は,人間が主体であり,データがその客体であり,この逆の関係を排除する,「人間中心」の理念において一定の合意を見せつつあることを研究してきた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の成果として,学術論文を公表し,米欧の情報プライバシー権に関する最新動向について公表した。今後の日本の情報プライバシー権の理論と政策に関する国内外の研究を深めるための学術的貢献に寄与しうるとともに,各国で共通する人工知能や生体認証といった新たな技術がもたらすプライバシーへの脅威について,「人間中心」という理念に立脚して考える社会的意義を有するものと考えられる。さらに,今回の研究成果は,日本法の動向について英語で発信するきっかけを作ることができ,諸外国の法制度の輸入にとどまらない,日本法の輸出という効果を有していると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2018

すべて 国際共同研究 (1件)

  • [国際共同研究] ゲッティンゲン大学(ドイツ)2018

    • 年月日
      2018-04-01
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書

URL: 

公開日: 2017-03-15   更新日: 2021-02-19  

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