研究課題/領域番号 |
16KK0065
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
財政・公共経済
|
研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
上田 晃三 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (30708558)
|
研究期間 (年度) |
2017 – 2021
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
14,950千円 (直接経費: 11,500千円、間接経費: 3,450千円)
|
キーワード | 新陳代謝 / 物価指数 / 最適インフレ率 / 価格設定行動 / 企業動学 / 家庭内在庫 / 金融政策 / 中小企業政策 / 企業退出 / デフレ / 経済政策 / 経済事情 / 経済統計学 / 金融論 |
研究成果の概要 |
本研究の中心テーマは、「デフレ下における、財/企業の新陳代謝と企業の価格設定行動」である。日本の失われた30年の背景について理解を深めるために、特に財や企業の入れ替わりに着目する。財をみると商品の入れ替わりの激しさが観察される一方、企業をみると開廃業率という企業の新陳代謝が低位にとどまっていることが指摘されている。本分析では、新陳代謝の物価や経済成長率への影響について理論・実証分析を行った。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、日本の失われた30年の背景について理解を深めることを通じて、実効性の高い政策運営へのヒントを与えることを目的とする。特に、財や企業の入れ替わりという現象が、マクロ経済環境やミクロ的な政策(企業補助金など)にどのように依存するのか、そして、物価や経済成長率にどのような影響を与えるのか、を明らかにすることで、金融政策や中小企業政策への新しい知見をもたらすことを目指す。
|