研究課題/領域番号 |
16KK0070
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研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
経済政策
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
福川 信也 東北大学, 工学研究科, 准教授 (00433409)
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研究期間 (年度) |
2017 – 2019
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
14,430千円 (直接経費: 11,100千円、間接経費: 3,330千円)
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キーワード | イノベーション / 媒介機関 / スピルオーバー / 技術移転 / 地域イノベーションシステム / アントレプレナーシップ / 特許 / innovation / technology transfer / spillover / SMEs |
研究成果の概要 |
本研究では海外の研究機関に滞在し、各国の技術移転プログラムがイノベーションの普及に果たす役割を検証した。インドネシアにおいては、現地の共同研究者らと公的機関、協同組合、多国籍企業への聞き取り調査を行い、国際共著論文をディスカッションペーパーとして刊行した。台湾においては、現地の共同研究者らと教育機関、業界団体、公的研究機関、公的普及機関、協同組合などに聞き取り調査を行い、国際共著論文を執筆中である。日本においては、公開された統計情報から製品レベルパネルデータを構築し、イノベーションの規定要因に関する分析を行い、単著学術論文を査読制国際雑誌に刊行した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来の技術移転プログラムは、研究機関から生産者への研究成果の移転を支援してきた。研究成果から、従来から施行されてきた普及活動だけでなく、市場情報の研究機関へのフィードバックや新しい事業機会を開拓するためのネットワーク構築が技術移転支援機関の役割として重要であることが明らかとなった。インドネシア、台湾、日本における実証分析の結果、新しい役割を果たすうえで、異なるタイプ(公的、民間、国際機関、協同組合など)の技術移転支援機関の分業が重要であること、発展段階と産業構造に応じて分業構造が異なることが明らかとなった。
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