研究課題/領域番号 |
16KK0075
|
研究種目 |
国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会・開発農学
|
研究機関 | 東京農工大学 (2021) 一橋大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
丸 健 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 講師 (10721649)
|
研究期間 (年度) |
2017 – 2021
|
研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
|
配分額 *注記 |
7,150千円 (直接経費: 5,500千円、間接経費: 1,650千円)
|
キーワード | シリア難民 / ドイツ / トルコ人移住者コミュニティー / 社会慣習 / 経済政策 / 移民 / 社会資本 |
研究成果の概要 |
本研究課題では,ドイツのトルコ人移住者コミュニティーにおいて社会慣習が規定する家計行動・家計内意思決定メカニズム,近年のシリア難民の流入が及ぼす影響について,現地調査や統計データによる直接的・間接的な観察・分析をおこなった.本研究課題は,労働力という側面も含めた人の移動は地域社会や労働市場などに影響を及ぼすが,その影響が社会慣習によって特定の人々に集中する可能性があることを明らかにしたといえる.
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
シリア難民の流入がドイツに及ぼす影響が注目される中,本研究課題は,それまであまり注目されなかった先住の移住者コミュニティーに対する影響を分析した.本研究課題で得られた諸結果は,マイノリティーとしての移住者が移住先社会と長期的にどう調和していくか,国が移住者を受け入れる際にどのようにすべきかを考える際の判断材料の一つとして利用可能であると思われる.
|