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流通チャネルにおける垂直的関係と制御焦点に関する日米比較の実験研究(国際共同研究強化)

研究課題

研究課題/領域番号 16KK0085
研究種目

国際共同研究加速基金(国際共同研究強化)

配分区分基金
研究分野 商学
研究機関中央大学

研究代表者

久保 知一  中央大学, 商学部, 教授 (40376843)

研究期間 (年度) 2017 – 2020
研究課題ステータス 完了 (2020年度)
配分額 *注記
13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
キーワード流通チャネル / 関係特定的投資 / 制御焦点 / 日米比較 / 実験 / 取引費用
研究成果の概要

製造業者が製品・サービスを最終顧客に届けるためには、直接販売を行うか、卸売業者や小売業者などの流通業者を用いて間接販売を行う必要がある。間接販売を選択した場合、製造業者は流通業者を用いて流通チャネルを形成する。取引費用分析によると、流通業者が関係特定的投資を要求される場合、流通業者は流通チャネルへの参加をためらう。しかし、現実には多くの流通業者が流通チャネルに参加している。本研究はこのパズルを解明するために、関係特定的投資を伴う取引関係の開始にあたっての流通業者のモチベーションとして、制御焦点要因に注目し、日米の流通チャネル形成にどのような違いがあるのかを見出すことを目的として行われた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

流通チャネルは、多種多様な製造業者が生産した製品・サービスを消費者が効率的に入手するにあたっての生活基盤であるが、一般消費者からはその実態を観察することは難しい。その点で本研究は、流通チャネル研究の主要な理論的枠組である取引費用分析に制御焦点という動機付け要因を導入し、チャネル形成を理解する新たな視点を構築したという学術的意義を持っている。日米のチャネル形成の違いを理解することで、これから新たな流通チャネルを形成しようとする実務家への示唆も期待される点で社会的意義もあると考えられる。

報告書

(2件)
  • 2020 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020 2019

すべて 国際共同研究 (1件) 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [国際共同研究] ニューヨーク大学スターン・ビジネススクール(米国)2019

    • 年月日
      2019-03-27
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] 流通チャネルにおける垂直的取引関係開始の日米比較2021

    • 著者名/発表者名
      久保知一
    • 雑誌名

      企業研究

      巻: 38 ページ: 25-46

    • NAID

      120007192804

    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
  • [雑誌論文] 卸売業者が作り出す顧客価値とその源泉2020

    • 著者名/発表者名
      久保知一
    • 雑誌名

      流通研究

      巻: 23 号: 2 ページ: 1-16

    • DOI

      10.5844/jsmd.23.2_1

    • NAID

      130007961917

    • ISSN
      1345-9015, 2186-0939
    • 関連する報告書
      2020 実績報告書
    • 査読あり / オープンアクセス

URL: 

公開日: 2017-03-15   更新日: 2022-01-27  

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